アマランサス研究会活動報告
アマランサスを活用した地域振興を目指す「伊那地域アマランサス研究会」の平成20年度活動報告会が14日、伊那商工会館で開かれた。
「伊那アマランサス物語2009」と題した報告会では、今年度から始まった保育園での食育活動や、小学校の総合学習についての事例発表があった。
美篶小学校の3年2組は、アマランサスの栽培や、原産国の一つ中米の国グアテマラの子どもたちとの交流などこれまでの活動をまとめ発表した。
報告会では、子どもたちが収穫したアマランサスや、実を使ったお菓子の販売が行われた。
ある児童は、「クラスや地域の人達の協力で、アマランサスでお菓子を作る夢がかない嬉しい」と話していた。
報告会では、このほかに研究会の部会ごとの発表もあった。
来年度は、機械で収穫した実からゴミを取り除く実験や、桜色の花が咲くアマランサスの品種の開発が進めらていることなどを報告した。
伊那地域アマランサス研究会の登内英夫会長は、「活動3年を終え課題も見えてきた。来年度は栽培技術の向上と栽培面積の拡大を目指し、地域に愛されるアマランサスとなるよう活動を進めたい」と来年度に向け抱負を話していた。