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信濃史学会が美篶小資料館見学

信濃史学会が美篶小資料館見学

 地域の歴史などを研究している信濃史学会の例会が20日、伊那市美篶の美篶小学校で開かれた。
 会員や一般約20人が集まり、美篶小学校資料館の運営や地域の歴史などについて資料館副館長の矢島信之さんから説明を受けた。
 この資料館は昭和27年に校舎として建築された木造2階建ての建物で、老朽化に伴い取り壊しが計画されたが、地元の意向で資料館として保存されている。
 館内には住民から寄せられた歴史や民俗などに関するさまざまな資料が展示されている。
 また地元住民による資料館専門委員会も設置され、子どもたちの勉強の場を提供するなど、地域ぐるみで運営している。
 会員らは、「古い校舎を資料館として活用するという発想が良かった。建物自体が大変貴重」、「地区内の全世帯から運営費を集めたり、住民が資料を提供するなど地域が一体となって先進的な取り組みを行っている」などと感想を話していた。
 ほかには課題として、建物の耐震性を心配する声も挙がっていた。

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