美篶東部保育園閉園式
保育園の統廃合で今年度いっぱいで廃止となる伊那市の美篶東部保育園で24日、卒業式と閉園式が行われた。
卒園式では、山崎富子園長から最後の卒園となる6人に卒園証書が手渡され、子どもたちは元気よく返事をして受け取っていた。
同園は、園舎の老朽化や園児数の減少などにより今年度をもって閉園し美篶中央保育園と統合することになっている。
卒業式の後、園児や地域住民をはじめ歴代の園長ら150人が出席し閉園式があった。
最初に、地元笠原の獅子舞が披露された。
式の中で小坂樫男伊那市長は、「新しい美篶保育園がさらに充実して素晴らしい子どもたちの生きる力を育んでいただきたい」とあいさつした。
この後、美篶東部保育園の歴史がスライドを使って紹介されたほか、園児全員がリズム体操を発表した。
また、廊下には開園当初からこれまでの写真が置かれ、訪れた地域住民は懐かしそうに当時を振り返っていた。
美篶東部保育園は昭和31年に開園し、これまで約900人が巣立っている。
今後、美篶東部保育園は子育て支援センターとして利用される。
新しい美篶保育園は4月4日に開園式と入園式が行われる。