「新城藤原神社の由来と宝物」特別展
高遠城址公園にある「新城藤原神社」に関する歴史的資料を集めた特別展が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。
会場には、神社の歴史に関する資料や奉納品など60点が展示されている。
新城藤原神社は、江戸時代後期、高遠城主内藤家が、子孫の繁栄を願って建てた神社が基となっている。
明治時代の廃藩置県によって城の外へ移転したが、地域住民の強い要望で再び城址公園内に建立された。
展示会では、内藤家の残した書籍や、明治時代の住民が県に神社の建立を申請した書類などが並べられている。
また、普段は神社の中にあり見ることが出来ない絵馬も展示されている。
中でも、日本画家・池上秀畝の父、池上秀花の絵馬「騎馬武者」は、武士の時代を象徴するもので見所のひとつとなっている。
この特別展は6月28日まで。