伊那市地蜂愛好会総会
伊那市地蜂愛好会は29日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開き、今シーズンの活動をスタートさせた。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や、地蜂を守ることを目的に、平成9年に発足した。
会員は、伊那市を中心に県内各地から集まった約90人。
総会は、会員の交流や技術の向上を目的に毎年開かれていて、今年度の活動方針の決定や、昨年の蜂の巣コンテストで優勝した下諏訪町の藤森政美さんの講演会が開かれた。
藤森さんは「餌は最小限にし、蜂の持つ習性を生かすことや、巣の大きさに合わせて巣箱に新聞紙を入れ隙間を無くし、蜂が温度調節しやすい環境を作る」など飼育のポイントを話していた。
また総会終了後には、シダクロスズメバチの女王蜂が会員に配られた。
今年配られた女王蜂は、全部で約5千匹で例年の3分の1程度となっている。
小木曽大吉会長は、去年取った蜂の巣はどれも、巣の中で女王蜂が育つ巣段がほとんど取れず、女王蜂の取り込みが出来なかったため竏窒ニ話している。
伊那市地蜂愛好会では、今シーズン、蜂を追うすがれ追いの研修会や、秋には恒例の蜂の巣の重さを競うコンテストなどを開く計画。