経営講座「環境と経営」
企業の連携により地元産業を活性化させようと市内の製造業者らがつくるテクノネット駒ケ根と駒ケ根商工会議所、駒ケ根市は27日、南信地域の企業経営者や管理者を対象に開いている05年度経営講座の第2回講演会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約30人が集まり、千葉商科大政策情報学部教授で環境・経済ジャーナリストの三橋規宏さんによる「環境と経営をいかに両立させるか窶萩椏s議定書の発行を受けて」と題した講演を聞いた。
三橋さんは「この50年の地球環境の変化は大きく、今後への影響が大変心配される」とした上で企業の経営姿勢について「生き残るためには明確な企業像の構築が不可欠。トップのリーダーシップが成否の鍵を握っている」として、経営者の環境に対する理念が最も重要だと訴えた=写真。
三橋さんは国連大学が提唱するゼロ・エミッション運動の推進に活躍し01年、第1回ゼロ・エミッション賞を受賞した。