箕輪町防犯協会が青色防犯パトロール出発式
箕輪町防犯協会(平沢豊満会長)は28日、安心・安全のまちづくりのため、町の公用車に青色回転灯を着けて町内を巡回する青色防犯パトロールを始めた。伊那警察署管内で初。役場駐車場での出発式後、4台が町内を巡回した。
青色防犯パトロールは、犯罪発生を抑止し住民の不安解消のため、警察だけでなく地域の自主防犯活動の活性化が重要となることから、犯罪に強い安全で安心な地域づくりに取り組む地域やボランティア団体を警察が支援。青色回転灯を活用して巡回し、一層の抑止効果をねらう。
登録車両12台。パトロール実施者12人。青色回転灯は4つある。必ず2人以上が乗車し、うち1人は実施者証所持者。車両に「防犯パトロール中」のステッカーと青色回転灯装備車の標章を着ける。不審者(車)を発見した場合は警察に通報する。
出発式は、町防犯協会員、役場職員、伊那警察署長や署員ら関係者が出席。平沢町長は「町の中が、すべての人が防犯に向かっている、心のすきがない体制になれば犯罪がなくなるのでは。町民の熱い願いを乗せて、安全安心のために町内を巡回してほしい」とあいさつした。
今後、週1回午後3-5時に学校周辺中心、月1回午後7-8時に自動販売機周辺を重点に町内全域を回る。
県内では、15団体で41台導入。上伊那では辰野町が取り組んでいる。