大般若会
箕輪町の西光寺で6日、600巻の経典「大般若経」を読み上げる大般若会の法要が行われた。
本堂では、12人の僧侶による力強い読経の声が響き渡っていた。
虫干しの意味あいもある大般若会では、経典を上から下へと落とす「転読」という方法で、経典を読み上げる。
大般若経は約1400年前、三蔵法師が釈迦から受け取り、中国へ伝えたものと言われ、仏教の基本思想が書かれている。
経典を読む時に起きる風に当たると、一年間の無病息災や家内安全が約束されると言われている。
西光寺の竹花祐栄住職は、「大般若会は春一番にする法要。毎年のことだが、華やかで春の始まりを感じます」と話していた。