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障害者就労施設工賃アップ

障害者就労施設工賃アップ

 伊那市の障害者社会就労センター「コスモスの家」は、利用者の工賃アップに取り組み、工賃の総額で4倍アップという成果を挙げた。
 コスモスの家は、県の「工賃倍増計画実践モデル事業」に選ばれ、平成20年8月から今年3月まで事業に取り組んだ。
 モデル事業所となったことで、施設に経営コンサルタントが入り、企業での荷物の仕分け作業、園芸店での苗の植えかえ作業など施設以外で働く場を新たに開拓した。
 また、上伊那の障害者施設とともに年賀状のプリントや、製品のカタログ販売といった事業も新たに始めた。
 その結果、1カ月間に利用者に支払われた工賃の総額が実施前の4倍、約33万9千円にアップした。
 平均月額は約1万9千円。時給では、実施前の80円から353円になった。
 また、施設以外で働くことにより利用者の意識にも変化があり、それまで気にしなかった仕事をするときの身だしなみなど、働く姿勢について考えるようになったという。
 コスモスの家の小嶋早苗施設長は、「変わっていくことはエネルギーがいるがいいこと」と話し、今後も積極的に改革を進めていきたい竏窒ニしている。

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