旧上伊那図書館改修起工式
伊那市荒井にある旧上伊那図書館の改修工事の安全祈願祭と起工式が10日、伊那市や工事関係者などが出席して現地で行われた。
工事は、旧上伊那図書館の改修、収蔵庫の建設、広場の整備の3つを合わせて「学習と交流の拠点再生事業」として行われる。
事業費は約7億円で、合併特例事業債を充てる。
式の中で小坂樫男市長は、「歴史的建造物を大事にし、活かしていきたい」と話していた。
旧上伊那図書館の改修工事は、昭和5年の建設当時の外観をそのまま残すため耐震補強が建物の内側から行われる。
1階部分は事務室と自習ができる学習室、2階は展示室や書庫、3階・4階は会議室や研究室になる。
また旧図書館南には、地下1階、地上2階建ての収蔵庫が建設され、考古資料などを納める。
広場は車の乗り入れを禁止し、市民の交流スペースにする。
工事の完成は来年3月、利用開始は来年度始め頃の予定。