三洋グラビア増築工事起工式
食品の包装フィルムを印刷・製造している伊那市西箕輪の三洋グラビアは10日、増築工事の起工式を行った。
増築工事は、本社工場の西側に延べ床面積2500平方メートル、1部3階建ての工場を建設する。
8億円を投入する新しい工場は、作業工程で生じる揮発性有機化合物を電力と蒸気に転換し、エネルギー化するマイクロガスタービンシステムが設置される計画で、環境に配慮した取り組みとして注目されている。
三洋グラビアの今年3月期の売り上げは、前の年に比べ12パーセント、3億円増の28億円を達成している。
原敬明社長は、「業界さきがけとなるシステム設置で、環境対応能力を身につけていきたい」と抱負を語った。
新しい工場は10月完成、11月稼動を目指す。