有料老人ホーム緊急立入り検査
伊那消防署と上伊那地方事務所は16日、伊那市内の有料老人ホームで緊急立ち入り検査を実施した。
これは、今年3月に群馬県の有料老人ホームで10人が死亡する火災が発生したことを受け、全国一斉に行われている。
この日は伊那消防署と地方事務所の職員が伊那市東春近の有料老人ホーム「オードリー」を訪れ、消火器や避難路、非常照明が適切に管理されているかなどを点検した。
老人ホームなどの福祉施設では、自分で体を動かすことのできない利用者も多く、火災の時、逃げ遅れる人が多くなる危険性が高いという。
オードリーの大原和雄社長は、「健康で明るく、安全に老後を過ごしてもらえるよう、今後も適切な管理に努めたい」と話していた。
検査の結果、オードリーでは適切な管理が行われていることが確認された。
オードリーのほか、上伊那には3つの有料老人ホームがあり、これらについても17日に立ち入り検査を行う。