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上山田地区が市に要望書提出
新ごみ処理施設

上山田地区が市に要望書提出<br>新ごみ処理施設

 上伊那広域連合が計画する新しいごみ処理施設の建設候補地に隣接する伊那市高遠町上山田区で16日夜、懇談会が開かれ、上山田区の対策委員会が市に要望書を提出したことを報告した。
 上山田区には、建設候補地となっている富県桜井区、北新区から400メートルほどの所に住宅地がある。
 しかし、市の位置付けでは、上山田区は地元区ではなく隣接区となっているため、「区民から不満の声が多く挙がっている」としている。
 要望書では、現在地元区となっている北新区、桜井区と同じ扱いを求めており、それが実現しない場合は、環境アセスメントの着手や施設の建設に反対していく意向を示している。
 伊那市と上伊那広域連合を迎えた懇談会でも、「地元区と同じ土俵に上げてほしい」といった声が多数挙がった。
 これに対し伊那市は、「地元区は、建設予定地がある桜井区、北新区という位置付けは変わらないが、市としても、上山田には候補地に最も近い住宅があることを認識している。上山田区の意向にも十分配慮し、理解をいただけるよう努めたい」と話した。
 上山田区は来月、対策委員会を開き今後の対応を決める予定。

美篶のごみ委員会は現地視察決める

 同じく新しいごみ処理施設の建設候補地に隣接する伊那市美篶の新ごみ処理施設に関する委員会は、今月24日に候補地の現地などを視察することを決めた。
 これは、16日夜開いた委員会の中で決定した。
 委員会では、今月6日に開いた伊那市と上伊那広域連合との懇談を受け、今後の方向性について話し合った。
 その中で、「候補地や清掃センターの実情を知ることも必要」という考えから、まずは委員会のメンバーが、今月24日に候補地の現地、富県の桜井天伯付近と、美原区の伊那中央清掃センターを視察することを決めた。
 また現地視察の後、地域住民も含めて先進地視察や学習会を行い、理解を深めていきたい竏窒ニしている。

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