伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
2311/(土)

ニュース

三峰川第4発電所竣工式

三峰川第4発電所竣工式

 水力発電事業を行なっている三峰川電力は、伊那市長谷の中尾に三峰川では4箇所目となる第4発電所を建設し、2月から稼動している。
 17日、現地で竣工式が行われ施設の完成を祝うとともに、無事故での操業を祈った。
 第4発電所は、三峰川と黒川の合流点近くに建設された。
 黒川上流の第一発電所で使った水を長さ550メートル、落差10メートル、内径180センチの地下トンネルに流し再利用して発電する。
 6基の水力発電機で生まれる電力は、最大で一般家庭の約200世帯分の消費電力にあたる480キロワット、年間では300万キロワットアワーとなり、火力発電で使用される石油に換算すると約78万リットル、ドラム缶で3900本分にあたるという。
 ここで発電された電力は、丸紅を通じて長野県庁や各地の合同庁舎、恵那山トンネルなどで使用されている。
 三峰川電力の酒井宗二社長は、「長野で生まれた電気を長野に販売する電力の地産地消。小水力発電のモデルケースとして、引き続きクリーンな電力を作り続けていきたい」と話している。
 三峰川電力では、今後も引き続き小水力発電事業に力を入れていきたい考え。

前のページに戻る 一覧に戻る