シベリア抑留慰霊祭
第二次世界大戦後、シベリアに連行され抑留中に亡くなった人たちの慰霊祭が21日、抑留経験者や、その遺族など50人が出席して伊那市の春日公園にある慰霊碑の前で行われた。
実行委員長の北原和人さんは、「2度と同じ悲劇を繰り返さないよう事実を後世に伝えていかなければならない」と追悼の言葉を述べた。
第二次世界大戦後、約60万人の日本人がシベリアに抑留され、長野県内では2万人、そのうち2千人ほどが強制労働を強いられる中で亡くなった。
慰霊祭では、抑留者が故郷を思い作った「異国の丘」を全員で合唱し、慰霊碑に花を手向け、亡くなった人達の冥福を祈っていた。