伊那部宿を考える会総会
旧伊那街道の宿場跡という特性を生かした地域づくりを進める伊那部宿を考える会の総会が26日、伊那市のいなっせで開かれた。
会員約50人が出席し、今年度の事業計画を決めたほか、役員改選をした。
役員改選では新しい会長に矢澤巧さんが選ばれた。
会長就任にあたり矢澤さんは、「会の活動はこれからが正念場。発足から15年間支えてくれた人たちの恩に報いたい」とあいさつした。
また15年間にわたり会長を務めた田中三郎さんは名誉会長となっている。
伊那部宿は伊那市唯一の宿場跡で、通りの長さはおよそ300メートルある。
所々に往時を偲ぶ町並みが残っているほか、明治時代に入り、最初に郵便局が置かれた場所でもある。
伊那部宿の象徴的な建物となっている旧井澤家住宅は、代々伝わる造り酒屋を改修したもので、考える会の活動の拠点となっている。
会では、伊那部宿に関する調査研究をさらに進め、魅力ある地域づくりをすすめていきたい竏窒ニしている。