外国人の生活保護申請増える
伊那市では雇用情勢の悪化により、派遣切りにあった外国人などの生活保護申請の相談が増えている。
市によると、4月に入ってから28日現在で外国人からの生活保護申請の相談は7件あったという。
このうち3世帯が申請を行い、うち1件が生活保護の認可を受けている。
これにより市内で保護を受けている150件のうち2件が外国籍の世帯となっている。
外国人からの相談が増えているなか、言葉の行き違いにより本人が日本国内での生活を希望しているにもかかわらず、職員が帰国したいと解釈し、帰国のための支援を受けたと判断するなど、誤解が生じる例も出てきている。
市では「外国人の申請に対しては、通訳を通して本人の意思を確認できるように努めているが、誤解があった場合は再申請してもらいたい」と話している。