福与城址まつり
箕輪町福与で29日、恒例の福与城址まつりが開かれ、会場には多くの人が訪れて休日の一日を楽しんでいた。
このまつりは、地域の活性化を図ろうと、福与城址を守る会が毎年開き、今年で13回目。
会場では、とん汁やそば、五平餅などを無料で振る舞まうコーナーや、カツラに羽織を身につけ、武士の格好で対応するフリーマケットなどが並び、多くの人で賑わっていた。
またステージでは、手話ダンスサークルや、木の笛コカリナの愛好家グループの演奏など各種団体の発表が行われ、訪れた人たちを楽しませていた。
この場所は県の史跡に指定されていて、現在は守る会が管理している。
福与城は鎌倉時代に築かれ1500年代前半は城主藤澤頼親が地域を治めていた。
1545年に武田信玄が福与城に攻め入り、4月29日は、激しい攻防が繰り広げられた日と言われている。
会場には当時の様子を再現した山車も飾られ、訪れた人たちは地域の歴史に触れていた。