電気機関車内部公開
箕輪町の郷土博物館は5日、「こどもの日」イベントで、博物館入口に展示している電気機関車を公開し、子どもたちが運転士気分味わった。
この電気機関車は1960(昭和35)年から15年間、当時の国鉄飯田線を走った。
役目を終えてからは、町が譲り受け博物館前に展示している。
イベントには親子連れが訪れ、運転席に乗った子どもの姿を写真に納めたり、電気機関車の中を見学していた。
また、博物館で保存している蓄音器を使って伊那電気鉄道の歌も流した。
私鉄の伊那電気鉄道は、1909(明治42)年に開業し、辰野から飯田の天竜峡までを走っていたが、1943(昭和18)年に国有化した。
訪れた人たちは、担当者から伊那電気鉄道や電気機関車の話を聞き、伊那谷の鉄道の歴史に触れていた。