箕輪町の運動遊び
全国平均上回る効果
ひと味違う箕輪の子ども育成事業として進められている運動遊びの成果が11日報告され、運動遊びを経験した子ども達の測定結果が、8項目中4項目で全国平均を上回っていることがわかった。
箕輪町のながた荘で運動遊び検討委員会が開かれ、大学教授や保育士、保護者ら14人が参加した。
委員会の中では、運動遊びを経験した小学生の体力測定の結果が報告された。
それによると、運動遊びを経験した1年生から3年生の子ども達は、身体の柔軟性を測る長座体前屈、俊敏性を測る反復横跳び、跳躍力を測る立ち幅跳びなど4項目で全国平均を上回っている。
特に柔軟性は全国平均を大きく上回っていて、運動遊びを推奨する松本短期大学の柳沢秋孝教授は、「柔軟性は運動量と比例する。運動遊びの効果が出ている」と評価した。
箕輪町では、今年運動遊びサミットを計画している。
箕輪町のひと味違う子ども育成事業や、運動遊びの良さを全国にPRしようと開く。
開催日は7月18日、基調講演やパネルディスカッションを予定している。
平澤豊満町長は、「箕輪独自の育成事業をアピールし、全国へ発信していきたい」と話していた。