中条公民館で盆栽山野草展
伊那市の中条山野草盆栽クラブの展示会が17日まで、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれている。
中条公民館で活動する山野草盆栽クラブが毎年この時期に開いているもので、今年は約300点の山野草や盆栽を展示している。
展示会は、愛好者にも人気が高いアツモリソウが多いことが特徴。
北海道の礼文島に自生し、絶滅危惧種に指定されているレブンアツモリは、ほかのアツモリソウと異なり淡いクリーム色をしている。
赤紫色で花が大きい釜無ホテイアツモリは、南アルプスにも自生しているが、ニホンジカの食害で野生種はほとんど見られなくなっているという。
また盆栽も、樹齢100年を超える松など、見ごたえのある鉢が多く並んでいる。
白鳥昭平会長は、「会員の育てた成果を大勢の人に見てもらいたい」と話していた。
展示会では即売も行われている。