赤ちゃん抱っこ「命」学ぶ
高遠中3年生ふれあい実習
高遠中学校生徒の乳児ふれあい実習が29日、町保健センターであった。これから離乳食となる生後5カ月の赤ちゃんをもつ母親を対象とした離乳食実習があり、その中で3年の女子生徒12人が赤ちゃんの抱っこを体験した。
前期の選択授業で家庭科を専攻した生徒が、母性を養い、「親にどう育てられたか考える機会」とし、命の大切さを学んだ。
母親から赤ちゃんを預かった生徒たちは恐る恐る抱っこ。泣き出す赤ちゃんに困惑した表情を浮かべる生徒もいたが、「体にくっつけるようにして抱くといいよ」と母親からアドバイスをもらい、「よしよし」と笑顔であやしていた。
小池有紗さん(15)は「赤ちゃんを抱っこしたことがなかったから、泣いちゃうとどうすればいいのかわからなかった。お母さん方が普段どれだけ気を使って赤ちゃんと接しているのか、少しわかった気がする」と話していた。
生徒たちは赤ちゃんの着替えを体験したり、おかゆや大根とニンジンをすり潰した離乳食も味わった。