伊那広域シルバー人材センター 初の減収
設立以来前年度を下回る
伊那広域シルバー人材センターの昨年度の収益は、世界同時不況の影響を受け、設立以来、初めて、前年度よりも下回る結果となった。
これは、27日に開かれた伊那広域シルバー人材センターの今年度の総会で報告された。
伊那広域シルバー人材センターは、設立して19年目、これまで右肩上がりに増収を続けてきた。
しかし、昨年度は、世界同時不況の影響が去年9月頃から出始め、6%程度、額にして3150万円ほど減収の4億7100万円、特に民間企業からの受託が減少していて、前の年と比べ、13%、4000万円減の2億8000万円となった。
一方、一般家庭からの受託は増え、8パーセント、額にして860万円ほど増収の1億1500万円となっている。
三澤(みさわ)満男(みつお)理事長は「こんなときこそ、お互いの連携を大切に、生きがいの持てる人材センターにしていく必要がある」と話した。