【カメラリポート】
カポエイラ
ブラジル伝統の格闘技 伊那で教室開催
ブラジルの伝統的な格闘技「カポエイラ」。
カポエイラは相手に触れないことを基本に、音楽に合わせて行われるもので、ダンスと格闘技の中間的なものといわれている。
その教室が、伊那市のベルシャイン伊那店向かいのビルにある。
カポエイラ教室「カポエラ・モビメント」だ。
週3回の教室が開かれていて、4歳の子どもから大人まで60人ほどが通っている。
指導はブラジル人が行っている
教室を開いているのはブラジル人の芝 ソランジェさん。そしてソランジェさんの依頼を受けた3人が指導にあたっている。
教室は2年ほど前から開かれていて、日本人も一緒に練習に励んでいる。
参加している日本人は、「ブラジル人が元々好きなこともあって、また、年齢を重ねてきたので、柔軟性を維持するためと、メタボリックの解消を兼ねて参加しています。ブラジルの皆さんは、優しくて、上手に教えてくれます」と話す。
カポエイラの起源は黒人奴隷
カポエイラは、16世紀ごろ始まったとされている。
ポルトガルがブラジルを植民地化した際、連行された黒人奴隷が音楽を鳴らし、ダンスを踊りながらカモフラージュして、主人に分からないよう密かに練習していた格闘技とされる。
カポエイラは身体が触れ合わないため、基本的に怪我をしない格闘技で、体の柔軟性を高めたり、メタボリックの解消にも繋がる。
「楽しいよ 一緒にやりましょう」
教室を開いている芝ソランジェさんは「カポエイラは楽しいよ。一緒にやりましょう」と呼びかけている。
このカポエイラの教室は、毎週火曜日の午後1時からと毎週水曜日・土曜日の午後8時半から開かれている。