一の宮遺跡 箕輪西小児童が見学
箕輪町の箕輪西小学校の6年生は27日、学校近くの一の宮遺跡の発掘現場を見学した。
この日は、6年生の児童17人が発掘現場を訪れ、箕輪町郷土博物館の学芸員赤松茂さんから、出土した土器などの説明を聞いた。
この発掘現場は工場の建設予定地で、町が委託を受け今年の4月から調査を進めている。
広さは、およそ6百平方メートル。これまでに5千年前の縄文時代の竪穴式住居跡や、千年前の平安時代に人が埋葬された跡などが見つかっている。
住居跡からは、縄文土器や耳飾りなどが、また平安時代の埋葬跡からは、一緒に埋められたと推測される皿やお椀などの陶器が出土している。
担任の小林高志教諭は、「教室での授業とは違い、生きた歴史に触れる事ができ、子供たちにとっていい経験になった」と話している。