自家栽培の無農薬野菜をメニューに
ながた荘で好評
みのわ振興公社が運営する「ながた荘」は、近くの畑で無農薬野菜を栽培している。収穫した野菜はメニューの一部として出し、宿泊客に好評だ。
野菜栽培は、宿泊客に新鮮な食材を提供し、喜んでもらおうと初めて取り組んだもの。
畑は、温泉スタンド南側の町有地約150平方メートル。砂地だったため、土づくりから始め、6月中旬に野菜の苗を植え付けた。夏野菜のキュウリ、トマト、坊ちゃんカボチャ、ナスなど8種類。ウドンコ病、害虫に加え、収穫時期をねらって鳥やイノシシの被害にも遭った。ネットを張るなどの対策で、出来は「上々」。
収穫した野菜は7月初旬から、野菜サラダやみそ汁の具、漬け物として提供。朝取りしたものを朝食に出すことを基本にしている。
宿泊客の8割が町外者で「おいしい」と喜ばれ「農産物を売ってほしい」と要望が出たほど。
栗原喜文営業企画部長は「量に限りがあるが、来年からもぎ取り体験を組みたい。また、ブルーベリーなど実ものも植えていきたい」と話した。
夏野菜に続き、ホウレンソウ、ゴボウ、野沢菜など秋野菜12種類も栽培している。