伊那市消防団水防訓練
出水期に備え、伊那市消防団は31日、高遠町の山田河原で水防訓練をした。
市内全分団の15分団の班長以上236人が訓練に参加した。
この水防訓練は、出水期を前に毎年行っている。
訓練では、伊那建設事務所の職員が、命綱の結び方や水防工法などを指導した。
団員は、土のうの作り方や積み方、蛇かごの設置、決壊しそうな箇所の水防シートはりなどを、実際に作業しながら学んでいた。
また作業の途中には、大水が出たとの想定で避難訓練も行なわれ、団員がきびきびと行動していた。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「訓練で学んだことを団員一人ひとりが出来るように伝えていくことで、いざという時の地域の防災力を高めてほしい」と話していた。