遊休農地荒廃防止で牛放牧
遊休農地の荒廃を防ごうと3日、伊那市高遠町荒町の本沢牧場で牛の放牧が行われた。
放牧は牛が雑草を食べることで遊休農地が荒廃するのを防ごうと地元住民やJA上伊那などが毎年行っている。
この日は地元のほか箕輪町の牧場から、妊娠しているメス牛6頭が運ばれてきた。
牛は体重測定や健康検査のあと、牧場に放された。
この日は近くの保育園児も放牧の様子を見学に訪れ、大きな牛がおいしそうに草を食べる様子を見て喜んでいた。
牧場の広さは約3・2ヘクタールで、牛を管理する地元農家のグループ「あすなろ会」では、同牧場でのソバの栽培も計画している。
牛は雑草がなくなる9月下旬頃まで牧場で過ごす予定。