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伊那市松くい虫対策協議会

 伊那市は、松くい虫対策として松以外の種類に転換する地区をこれまでの東春近、西春近に加え、富県、美篶でも実施する。5日開いた伊那市松くい虫対策協議会で報告した。
 平成20年度は、東春近で8.18ヘクタール、西春近で1ヘクタール、合計9.18ヘクタールで松以外の樹木に転換する樹種転換をした。
 今年度はこれに加え、富県と美篶地区の一部でも行なう計画で、20年度の倍の約20ヘクタールを計画している。
 長野県の松くい虫被害は全国1位で、県内で上伊那は、上田小県、下伊那などに次いで4位となっている。
 上伊那では、特に駒ヶ根市で被害が増加している。
 伊那市の被害は、初めて発見された平成18年が731立方メートル、20年度は1220立方メートルと増加傾向にある。
 「間伐すると被害が拡大するとの話があるが」との委員からの質問に、県の担当者は「間伐した木材は、10月から2月の寒い時期に乾燥させるなど適切な処理をしないと松くい虫の温床になる」との説明があった。
 これまでに被害が確認されていないのは西箕輪地区、長谷地区のみで、20年度も被害の報告はなかった。

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