入笠山開山式
夏山シーズンを迎え6日、入笠山で開山式が行われた。
伊那市と富士見町でつくる入笠山観光連絡協議会は、毎年6月始めに開山式をしている。
この日は、伊那市境の富士見町にある登山道入り口で開山式が行われ、関係者や登山客などが1年間の無事故を祈願した。
協議会会長の小坂樫男伊那市長は、「多くの人に足を運んでもらい、景色を満喫してもらいたい」と話していた。
開山式では、今年初めて「諏訪アルプホルンクラブ」のメンバーが演奏をした。
アルプホルンはスイスの民族楽器。遠くまで音が響くことから、昔は山の上で時間を知らせるために使われていたという。
演奏が終わるとさっそく、登山客が頂上を目指して歩き始めた。
入笠山は標高1955メートル。年間を通して40万人が訪れる。
山頂では360度のパノラマが楽しめ、天気が良ければ富士山や3つのアルプスが見える。
協議会では、「入笠山は初心者でも登山が楽しめるので、多くの人に景色や植物などを見に来てもらいたい」と話していた。