伊那市議会一問一答方式へ
伊那市議会の一般質問が11日始まり、今議会から一問一答方式が取り入れられた。
一問一答は、議員の一つの質問に対して、そのつど理事者が答えていく方式。
議場は、議員と理事者が向き合う形に配置換えされた。
議会活性化委員会や議会運営協議会などで1年間検討を進め、今議会から実現した。
これまで、質問は5回までと決められていたが、今後は、議員一人の発言時間30分の中で何度も質問することができる。
一般質問初日の感触として中村威夫議長は、「細部にわたり答弁できるので、議会の果す役割が高まったのではないか」と話し、当初の目的は果せたとしている。
また小坂樫男市長は、「思ったより時間がかかる」としながらも「市民に対してわかりやすくなったのではないか」と話していた。
一部の理事者からは、「新しい方式になり、質問する側も更に工夫が必要になるのではないか」との意見もあった。
傍聴に訪れた女性は、「無駄がなくなり、わかりやすくなった」と話していた。
伊那市議会6月定例会の一般質問は、12、15日も行われる。