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さくら祭り号 来年から平日も

 高遠城址公園の桜の見ごろの時期に花見客を運ぶ電車とバス「高遠さくらまつり号」について伊那市は、専用路線の確保と平日運行の実施を検討している。
 さくらまつり号は、一昨年から運行していて、松本駅を出発する臨時電車が伊那北駅まで直行する。
 伊那北駅から臨時バスが運行しているため、高遠城址公園までの移動時間が短縮できることをメリットとしてきた。
 しかし、今年のさくらまつり号の利用者は330人で、前年の690人の半分以下に留まった。
 これは、ETCシステムの導入車両に対する高速料金の値下げの影響と見られ、自家用車での来園者増加のため、城址公園に向かう道は大渋滞となった。
 さくらまつり号も、伊那北駅から城址公園まで2時間以上かかったという。
 そのため伊那市では来年度、こうした臨時バスの専用路線を確保したいと考えている。
 また、これまでさくらまつり号は、城址公園の桜が一番見ごろとなる4月の土日曜日4日間のみ運行してきたが、平日に運行することも検討している。
 混雑の緩和と、より多くの観光客を誘客することを目的としている。
 11日の伊那市議会一般質問で白鳥孝副市長は、「平日の電車を組むことを前向きに検討することになった。桜以外の何かと組み合わせることで、平日運行も十分可能かと思う」と話した。

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