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小坂樫男市長は地裁伊那支部の移転建て替え「非常にハードルが高い」

 県弁護士会などが別の場所への建て替えを要求している伊那市西町の長野地裁伊那支部について、伊那市の小坂樫男市長は、「非常にハードルが高い」と述べ、移転建て替えが困難だとする見解を示した。
 12日の伊那市議会6月定例会の一般質問で議員の質問に答えた。
 東京高裁は本年度、老朽化した地裁伊那支部の建物建て替えを計画しており、建設場所は現在の場所を想定している。
 しかし、現在の場所は駐車場や前の道が狭いことから、県弁護士会などが移転建て替えを要求している。
 小坂市長は、「裁判所の要請を受け、市も用地交渉をしたが、実現しなかった」と話した。
 また、敷地面積が2500平方メートル以上であること、駅から近いことなどが条件となっていることを説明し、「非常にハードルが高い。移転する場合、6月中に場所を決めなければ、新年度の予算で予算化できないとしている。現地建て替えは、すでに国の予算がついているので、現地での改修で話が進むと思う」と述べた。

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