福与の農地を守る会 焼酎用サツマイモの苗植え
箕輪町福与区の住民有志でつくる「福与の農地を守る会」は13日、遊休農地50アールに焼酎用サツマイモの苗1万本を植えた。
会員18人が3カ所の畑を順番に回り、「黄金千貫」と「紅あずま」の2種類の苗植え作業に汗を流した。
会は、6年前に地区の遊休農地を有効活用していこうと住民有志により発足した。
5年前から箕輪町のブランド焼酎「いも焼酎みのわ」の原料となるサツマイモを栽培。現在は330アールの畑で焼酎用サツマイモのほかソバなどを育てている。
現在会員は18人で、古くから住んでいる専業、兼業農家のほか、新たに家を建て移住して来た人も参加しているという。
会長の那須千元さんは、「住民が協力し畑を作ることは、荒廃農地を無くす一つの手段。今後は、若い人も関心を持ち参加するような組織にしていきたい」と話していた。