伊那街道を歩く勉強会
名所案内地図作成へ
地域の名所を巡り案内地図などを作成しようと16日、伊那市の住民が伊那街道を歩く勉強会を開いた。
これは、身近な資源を生かし地域振興を図ろうと伊那市の御園・山寺・坂下・荒井・西町の5地区の住民でつくる歴史の道伊那街道を歩こう会が開いた。
会は、区の役員と伊那市地域協議会の委員25人で構成し、今年5月に発足した。
この日は、伊那市文化財審議委員会の久保村覚人さんを案内人に、伊那部宿や平安時代に名馬を集めて都へ献上したとされる御馬寄など伊那街道沿線を歩いた。
このうち現在の明十橋、昔でいう往来橋たもとの道標は、文正8年に建てられたとされていて、右が江戸身の婦、左が善光寺と記されている。
久保村さんは、「坂下に仕事で来た建具屋が地元へお礼に残したものではないか」と解説していた。
会では、伊那街道いいとこマップを作成し全戸配布するほか、地域住民などに対しての案内看板を設置する計画という。