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沖縄南大東島コンサート 7月に開催

沖縄南大東島コンサート 7月に開催

 住民や小学生同志の交流がある沖縄県南大東島の大東太鼓と島唄コンサートが、今年2年ぶりに開かれる。
 19日に市役所で実行委員会が記者会見を開き、コンサートの開催概要を説明した。
 大東太鼓を披露するのは碧会。全国でも数少ない両面打ちの太鼓で、楽譜は一切なく自由奔放で勇壮な演奏を披露する。
 前回2007年の伊那公演では1600人の聴衆を魅了した。
 島唄を歌うのはボロジノ娘。沖縄の衣装に身を包み三線を弾きながら歌う島唄は、沖縄のコンクールで毎年上位入賞する実力派だ。
 南大東島と伊那の交流が始まったのは、一つの青パパイヤが縁だった。
 伊那市の井地千代子さんが最愛の息子倫太郎さんを平成11年に交通事故で亡くし悲しんでいたときに、南大東島出身の会社の上司が「これを食べて元気を出して」と、青パパイヤを手渡した。それがきっかけで島との交流がスタートし、2005年に伊那文化会館小ホールで第1回コンサートが実現。今回が3回目となる。
 今年は、24歳で亡くなった倫太郎さんの中学校時代の同級生、菓匠しみずの清水慎一さんが、コンサートの実行委員に名を連ねた。。
 清水さんは、去年倫太郎さんの命日にあたる5月5日に青パパイヤを使ったケーキ「幸せの青パパイヤ」を発売。今では、しみずの人気商品になっている。
 さまざまな人たちの縁で交流の輪は広がり、今年は、北大東島の子どもたちもやってくる。コンサートも伊那の翌日7月31日には、安曇野市でも計画されている。
 大東太鼓・島唄コンサートは、7月30日に県伊那文化会館大ホールで午後7時から開かれる。
 チケットは、前売りで大人が1000円、小中学生は500円。当日は、会場周辺で島の物産展も行われる。

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