地裁伊那支部建て替え「利用しやすい場所に」
市議会が市長に要請
伊那市議会は22日、小坂樫男伊那市長に、長野地方裁判所伊那支部の建て替えについて、現地ではなく移転新築するよう要請した。
市議会の中村威夫議長ら4人が、伊那市役所を訪れ、小坂市長に要請書を手渡した。
要請では、現在の場所は敷地面積が狭く道路幅も狭いことから、利便性に問題があるとして、市民が利用しやすい場所に建設するよう求めている。
小坂市長は、「裁判所建設は、敷地の広さが3千平方メートル、駅から1キロ以内など制約がある。市有地で探したが適地はなく、民有地で地主と交渉したが合意には至らなかった」と、これまでの経緯を説明した。
市では要請を受け再度、長野地裁など関係機関と交渉したい竏窒ニしている。