伊那市がポイ捨て条例年度内策定へ
伊那市は26日、罰金などの罰則付きのポイ捨て禁止条例について、本年度内に制定したい考えを示した。
伊那市役所で環境審議会が開かれ、条例制定について委員の意見を聞いた。
罰則つきのポイ捨て禁止条例の制定は、本年度策定した伊那市環境基本計画の中で、3年を目安に実施する短期目標として盛り込んでいる。
市では、本年度中の制定を目指し検討を進めているが、監視体制はどうするのか、現実問題としてどこまで厳密に罰則を適用するのかなどの課題があるため、審議会で委員の意見を求めた。
委員からは、「罰則があるだけで抑止効果が期待される。啓発の意味も込めて罰則のある条例を制定すべき」といった意見や、「啓発は条例以外でもできる。法律で不法投棄が禁止されているので、あえて市独自に罰則を設けなくてもいいのではないか」などの意見があった。
市ではこれらの意見を参考にさらに検討を進め、本年度中の議会に条例制定案を提出する方針だ。