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伊那市有害鳥獣対策協議会

伊那市有害鳥獣対策協議会

 カラスやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会は1日、伊那市役所で開いた。農家や猟友会などから約30人が出席し、対策などについて意見を交わした。
 協議会は、野生鳥獣による農作物への被害が問題となっていることから、その対策について考えようと伊那市が開いた。
 市によると、昨年度はカラス1100羽、シカ475頭、イノシシ156頭などを駆除したという。
 本年度は国の鳥獣害防止総合支援事業の承認を受け、長谷非持地区などに約6キロにわたり防護柵を設置するほか檻を3基新設する計画で、事業費は約6千万円となる。
 また市では駆除したシカ肉を犬用のペットフードに加工しての販売も計画している。
 これは平成19年度から取り組み始めたもので、駆除したシカの運び出しをどうするかや、コスト面で検討が課題となっている。
 市では、「いくつか課題はあるが、有害鳥獣対策の一環として計画を進め来年春からの販売を目指す」としている。

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