マツタケで通年観光
伊那市観光がマツタケ育成に取り組み
伊那市観光は市の通年観光の一環として、富県新山のマツタケ山を借り、地元の協力を得てマツタケの育成に取り組む。この取り組みについて伊那市観光専務の白鳥孝副市長は。「マツタケづくりを市の観光事業のひとつとして育てていきたい」としている。
白鳥副市長は、「市内にはマツタケの育成に適した山があり、歴史的にみても産地としてPRすることができる」としている。
新山で50年にわたりマツタケを育て、この計画に協力する藤原儀兵衛さんは、マツタケづくりで大事なことは、山に手を入れることと自然環境を守ることだと話す。
藤原さんは、「山づくりは少なくとも5年はかかる。じっくり取り組んでいきたい」と話している。
伊那市観光では昨年、高遠さくらホテルでマツタケを使った定食を提供したところ、利用者からの反応が良かったとして、今年もメニューに加える予定だ。
白鳥副市長は、「観光としてマツタケを売り出すとともに、地域の産業づくりや森林整備にもつなげていきたい」としている。