ジオパーク知識アップ講座
南アルプスジオパークについて学ぶ知識アップ講座が12日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
ジオパークとは地質学的に価値のある地域を保全し活用する自然公園。
平成20年12月に伊那市の区域を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定された。
これを受け、地域の人達にジオパークについて理解を深めてもらおうと初めて本年度4回の講座が企画された。
県内外から約130人が参加し、大鹿村中央構造線博物館の学芸員河本和郎さんがジオパークについて解説した。
河本さんは、「ジオパークは地球活動の遺産であり保護する事が大切。また教育や研究の現場での活用も必要」と話していた。
講演会の後は日本最大級の断層中央構造線が露出する長谷の溝口露頭を見学した。
次回の知識アップ講座は8月4日の予定。