長野県総合防災訓練 伊那市で10月開催へ
伊那市では24年ぶり
長野県総合防災訓練が10月25日(日)に、伊那市の富士塚スポーツ公園を主会場に実施される。
14日は、市役所で1回目の全体会議が開かれ、自衛隊や消防署員など関係団体の代表およそ150人が出席した。
県総合防災訓練は、防災関係機関と地域住民が互いに連携し地域防災力の向上を図ろうと、毎年会場を持ち回りで実施している。
伊那市が主会場になるのは昭和60年に行われて以来24年振り。
14日の会議では、訓練内容などについての案が示された。
内容は、地震により山間部で土砂災害が発生し、孤立集落から住民をヘリで避難させる訓練やテロを想定した訓練、航空機を使った情報収集訓練などが予定されている。
小坂樫男市長は、「大変大規模な訓練。いざという時の災害に役立つようお願いしたい」と挨拶した。
また長野県危機管理部危機管理防災課の木下陽介さんは、「伊那市は都市型災害と山間部型の災害が同時に発生する恐れがある」と話した。
今後は参加する団体から訓練内容を調書として提案してもらい訓練に反映させていきたい考え。