伊那図書館に「伊那谷自然環境ライブラリー」開設
14日からは、公開記念展
伊那市の伊那図書館では、自然環境などに関する蔵書を整理・収蔵し、地域の取り組みに活かす、伊那谷自然環境ライブラリーを開設した。
伊那谷自然環境ライブラリーの核となるのは、2人の伊那市のふるさと大使、日本自然保護協会理事長の田畑貞寿さんと元出版社役員の森田芳夫さんから寄贈された本。
景観や環境に関する書籍は田畑さんから、山岳や旅に関する書籍は森田さんから寄贈された。
ふるさとで役立てて欲しいと、去年から伊那図書館に寄贈がはじまり、現在では2000冊にもなっていて、うち、整理・収蔵の済んだ800冊が閲覧できるようになった。
一部が閲覧可能になったことを記念して、14日から公開を記念する展示が始まった。
会場には、ゆったり出来るようにと畳が敷かれているほか、書籍に関係する地域産の広葉樹材を使用したタンスなどの現物も展示され、実際に触れたりすることもできる。
伊那図書館では、自然・環境保護に関する情報や資料の整理・収蔵を進め、地域の取り組みの中で活用される場所となるよう、伊那谷自然環境ライブラリーを確立していきたいとしている。
なお、この公開記念展示は7月26日まで伊那図書館広域情報コーナーでおこなわれている。