貴船神社子供騎馬行列
高遠北小児童が練習
伊那市高遠町に伝わる伝統行事、貴船神社子供騎馬行列の練習が15日、高遠北小学校で行われた。
騎馬行列の練習は9月に予定されている高遠城下まつりでお披露目するためで、高遠北小3年生以上の児童41人が参加した。
指導にあたったのは高遠町荒町の住民でつくる保存会のメンバーで、声の出し方や歩き方などを教えていた。
騎馬行列は当時の高遠藩主保科正之が行列の用具一式を荒町にある貴船神社に奉納したのが始まりだといわれている。
昭和の時代にはその伝統が途絶えていたが、荒町の住民により平成元年に復活して以降、子どもたちへの指導など保存活動が行われるようになった。
この日は行列の時に弓を持つ、鉄砲を携えるなど、それぞれの役割が決められた。
騎馬行列がある9月までに3回の練習をすることになっていて、子どもたちは歌や歩き方を覚え、本番に臨む。