【カメラリポート】全国大会初出場! 伊北リトルシニア
高校球児が使う硬球を使って、中学生が野球ができるようにと、1972年に立ち上げられたのがリトルシニアリーグ。
高校野球での活躍を夢見て現在全国で500チーム、およそ2万人の中学生が練習に励んでいる。
伊北リトルシニア発足
そんなリトルシニアリーグの信越連盟に7年前に加盟したのが伊北リトルシニア。
伊北リトルシニアは、伊那市から岡谷市の中学生を対象に、29人の選手が週に3日練習をしている。
現在は整った環境の中選手達が練習をしているが、7年前のチーム発足時は選手7人が道具も場所もないまま練習をしていた。
発足当初の苦労
発足当初のチームについて1期生の保護者で、現在チームの代表理事を務める毛利光昭さんは「発足当初は道具も場所もなかった。地域の高校野球の監督から練習場所を借りたり、ボールをもらったりして練習をしていた。」と苦労を話す。
発足当初の練習場所は伊那市の春日公園。時には訪れた人から邪魔だと怒られたこともあったという。
保護者の手作り
保護者達は子ども達に少しでも良い環境で練習をさせてあげようと協力して道具などを手作りした。
道具のうちのいくつかは現在でも使われている。
念願の全国大会へ
場所も道具もないままスタートしたチームは、創立7年にして初の全国大会出場を決めた。
全国大会への出場を決め、毛利さんは「悲願の全国大会出場が決まり本当に最高。選手たちには先輩達の分まで奮起してもらいたい。」と期待を話した。
先輩や保護者の思いを胸に選手達が全国大会に挑む。