信州伊那アルプス街道協議会総会
日本風景街道に指定されている、信州伊那アルプス街道の整備推進を図る協議会の総会が、23日伊那市役所で開かれた。
信州伊那アルプス街道は、国道361号の権兵衛トンネルから高遠の国道152号をつなぐルート。
協議会は、街道やその沿線で地域活性化や景観づくりなどに取り組む団体で組織されている。
総会では昨年度の実施事業や、今年度の計画が示され、了承された。
今年度も、地域の花壇整備を支援する他、勉強会の開催、情報発信などを行う。
総会では、2つの加盟団体による事例発表も行われた。
そのうち県で唯一の景観育成特区に指定されている西箕輪は、指定以降の動きについて説明した。
信州大学農学部の大学院生が、特区指定についての論文に取り組み、大学と協力関係ができた事や、西箕輪の小学校の地理の授業では、景観を取り上げていることなどが報告された。
また、高遠町の入笠山へ続く歴史の道「法華道」の整備に取り組む北原厚さんは「法華道は、アップダウンの少ないトレッキングコースでみはらしも素晴らしい。1度は廃道になったが、広く知ってもらいたい」と話した。