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かんてんぱぱホールで唐木さちさんの掛け花展

かんてんぱぱホールで唐木さちさんの掛け花展

 野の草花が見せる一瞬の美しさを表す花人、唐木さちさん(57)の掛け花展「行く秋を惜しむ花一会」が、2日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。朽ち行く植物の力強い生命感を伝える作品約30点が、訪れた人々を魅了している。  唐木さんは、独自の手法で花をいける川瀬敏郎氏に学び、野の草花のありのままの美しさを“掛け花”という手法などで表現。見る人に絵画を思わせるような印象を与える。  季節の移ろいに合わせ、実りの時期を迎えた稲やアケビ、枯れつつある草木を用いたほか、返り咲いたナデシコなども所々に取り入れたことで、彩りと落ち着きを演出。  草木の衰えるはかなさだけでなく、必ず次の季節を迎える力強い生命感を表現した-という作品の数々は、躍動感ある夏とは違った輝きを放っている。  入場無料。午前10時~午後5時。

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