南アで高山植物保護パトロール
南アルプスの高山植物の保護を呼びかけようと5日、標高2032メートルの北沢峠で啓発活動が行われた。
南信森林管理署や市町村の職員でつくる高山植物等保護対策協議会の活動で、保護を推進するため8月1日から15日を「高山植物等保護パトロール強化期間」と位置づけ、期間中、山に登りながら啓発活動を行う。
この日は協議会のメンバー16人が参加しチラシやティッシュを配った。
南アルプスでは、昨年度登山者による踏み荒らしの被害が7件、高山植物の摘み取り被害が3件、禁止区域への侵入が19件確認されている。
参加者らは、チラシやティッシュを配りながら頂上まで登り、仙丈小屋で一泊して6日下山するという。