ヒロシマ原爆投下の日
市民が黙とう
64年前の8月6日、ヒロシマに原爆が投下された。
6日朝、伊那市民らが丸山公園に集まり、黙とうを捧げた。
原爆が投下された午前8時15分、サイレンの音に合わせて参加者が黙とうした。
この伊那市民平和のつどいは、子どもたちに核兵器の無い平和な社会を竏窒ニ、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が毎年開いている。
平和の会運営委員長の建石繁明さんは式典の中で、「核大国アメリカのオバマ大統領による核兵器廃絶目標の演説は、世界的な動きを作りだしている。この流れを推進するには被爆国日本の運動が大切」と話した。
非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会の初代運営委員長を務めた川本浩一さんは、広島県呉市に海軍で駐屯し、原爆投下後、市内に家族を探しに行って被ばくし、がんのため平成4年に64歳で亡くなった。
浩一さんの妻博子さんは、浩一さん亡き後も23年間欠かすことなく、この式展に出席している。博子さんは、「常に平和で皆が本当に幸せになれる世界になってほしいというのが私の願い」と話していた。
参加者は黙とうの後、64年前から絶やされることなく燃やされているヒロシマの原爆の火に向かい花を捧げていた。