北新区環境アセス学習会
上伊那広域連合が計画している新ごみ中間処理施設の環境アセスメントについての学習会が6日夜、伊那市新山の北新公民館で開かれた。
学習会は、施設の建設候補地となっている北新区の住民が、環境アセスについて理解を深めようと開いたもので、住民約30人が集まった。
講師を務めたのは、環境問題について、調査研究を行っている財団法人日本環境衛生センターの池本久利さん。
池本さんは、環境アセスについて、ごみ処理施設建設など大規模な開発事業を実施する際、事業者自ら、事業が環境に与える影響を予測、評価することで可能な限り影響を緩和することを促す制度だと説明した。
学習会では、住民から「これまでアセスにより、環境への影響が大きいため事業が中止になった例はあるのか。」という質問が出された。
これに対し、日本環境衛生センターは「アセスの結果は良かったが地元の反対で取りやめになった例はある」と答えていた。
環境アセスについては地元の同意を得てから実施することになっていて、北新区では、しっかりした判断をするため、さらにアセスについて学習していくとしている。